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セレブリティ・コンステレーションで行く・北極圏とノルウェー・スピッツベルゲンクルーズ

セレブリティ・コンステレーションで行く・大自然北極圏とノルウェー・スピッツベルゲンクルーズ15日間 添乗員レポート


添乗員 高橋健


北緯78度のノルウェー・スピッツベルゲンクルーズに同行させて頂きました。1日ごとに終日航海をはさむ航海日程となっており、ゆったりとした時間の流れと大自然をお楽しみ頂くことができるクルーズとなりました。


1日目 成田からアムステルダムへ

成田空港よりロンドンヒースロー空港を経由してオランダ・アムステルダムへ。ロンドンでは午前中の大雨の影響で全便に遅れがあり、乗継が1時間遅れました。アムステルダム・スキポール空港到着後、ホテルまでは専用バスで20分ほどですが、ホテル到着は午後10時を回りました。明日からセレブリティ・コンステレーション号に乗船です。



2日目 アムステルダム・オランダ

午前中は専用バスにて市内観光へ。日本人ガイドさんの案内でオランダらしい風車、印象派の絵画のすばらしい国立美術館、マヘレの跳ね橋、ダム広場、王宮、アムステルダム中央駅などをご覧いただきました。
国立美術館には有名な画家レンブラントの「夜警」など、素晴らしい作品が多数展示されています。

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アムステルダム 国立美術館

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アムステルダム 風車


午後はアムステルダム港にてセレブリティ・コンステレーション号乗船手続きへ。
ターミナル内で番号札を受け取り、番号を待ちます。今回はタイミングよく10分ほどで番号が呼ばれました。X線検査を済ませ、乗船手続きで証明写真の撮影、シーパスと呼ばれるクルーズカードを受け取り、いよいよコンステレーション号に乗船です。

乗船後は各自でご昼食のビュッフェをお召し上がり頂きます。セレブリティクルーズのお食事はダイニングだけでなくビュッフェも美味しくご好評頂いているクルーズです。
初日は添乗員による乗船説明会と、海洋法で義務づけられている避難訓練にご参加頂きます。

いよいよアムステルダム出港。
運河を抜け、海上に風力発電の風車が林立する景色を臨むオランダらしい出港風景もハイライトです。



3日目 終日航海

まだ時差ボケを感じる方も多い3日目。終日航海ではゆっくりとお過ごし頂けます。
この後、6日目のレクネスからは日が沈まない夜、「白夜」が5日間も続きます。
深夜でもまるで昼間のように明るく、体内時計が狂ってしまうかもしれません。長い船旅では、終日航海日に体のリズムを整えたいですね。



4日目 ベルゲン・ノルウェー

北緯60度24分に位置するノルウェー第二の都市です。
1979年にユネスコの世界遺産に登録された「ブリッゲン地区」は美しい木造家屋が建ち並びます。近くには魚市場があり、地元のサーモン、エビなどをその場で調理してくれます。ただし、観光地ということを考慮しても、お値段は高め。エビのグリルが80ノルウェークローネ(約1300円)といった感じです。

ベルゲン魚市場
ベルゲン魚市場


ノルウェーは世界屈指の平均収入を誇り、医療福祉、教育など多くの行政サービスが無料です。その為ノルウェーは税金が高く、日本と比較しても物価が高いようです。

ブリッゲン地区の近くには標高320mのフロイエン山へ登るケーブルカーがあり、頂上から港と街の景色を写真に収めることができます。また、ベルゲンはノルウェーを代表する作曲家エドヴァルド・グリーグゆかりの地です。


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ベルゲン フロイエン山 ケーブルカー


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ベルゲン 世界遺産ブリッゲン地区

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ベルゲン 世界遺産ブリッゲン地区



9万トンクラスで大型のセレブリティ・コンステレーションは中心部からやや離れた所に入港となり、ブリッゲン地区にも程近いベルゲン美術館前まで無料シャトルバスが運行されました。
美術館は有名なムンクの作品を含む中世から現代にかけての絵画を複数の建物に分けて多数展示しており、絵画に興味がある方にはおすすめです。



5日目 終日航海(北極圏)

セレブリティクルーズの魅力の一つは船内イベントの豊富さです。毎晩、添乗員が船内新聞を翻訳し、皆様のキャビンへお届けします。朝7時から夜12時過ぎまで様々なアクティビティーが催されています。
運動不足になりがちな船内。ジムやダンスレッスンで体を動かしたり、楽しいイベントに参加したりしていると、あっという間に一日が過ぎていきます。

本日夜からほぼ白夜。サマータイムということもあり、日が沈むのが深夜12時30分でした。



6日目 レクネス(ロフォーテン諸島)・ノルウェー

北緯67度~68度に位置するロフォーテン諸島は、「世界で最も美しい場所のひとつ」といわれる風光明媚な島々です。
氷河の浸食によって大地が削りとられ、海から岩肌をむき出しにした崖が迫ってくるような迫力ある景色がご覧いただけます。

レクネス ヌースフィヨルドをのぞむ
レクネス ヌースフィヨルドをのぞむ


寄港地レクネスはヴェストヴォーゴイ島にあり、テンダーボートで上陸します。
今回は船会社主催オプショナルツアーで隣島のフラックスタッド島を訪れました。移動中のバスからは、屋根の上に羊がいるというノルウェーらしい珍しい光景が。
フラックスタッド島の小さな漁村ヌースフィヨルドは「ロルブー」という鮮やかな赤の漁師小屋がかわいらしく、干ダラの博物館があります。

レクネス フラックスタッド教会入口
レクネス フラックスタッド教会入口


ノルウェーの干ダラは栄養価が高く数年は保存がきくもので、中世からハンザ商人たちによって輸出される最高級品として重宝されてきました。レクネスの街へは、テンダーボートの港から無料シャトルバスが運行されました。

レクネス ヌースフィヨルド 干し鱈
レクネス ヌースフィヨルド 干し鱈


レクネスの街は近代的で、行政センターや街の規模と比較すると大きいショッピングモールがあります。
また、モールと同じ通りには出来立てのノルウェーの名物「フィッシュケーキ」を売るお店が。かまぼこ味の温かいおやきと言った感じのフィッシュケーキ。寒いノルウェーにぴったりです。



7日目 終日航海(北極圏)

本日はご夕食の前にクルーズプラネット・プライベートパーティーを開かせて頂きました。

セレブリティ・コンステレーション号のイベントコーディネーターの協力を頂いて、ちょっぴりプレゼントの抽選会も。セレブリティークルーズオリジナルの非売品エコバッグや、人気のコーヒーマグなど、良いクルーズの思い出になりましたでしょうか。



8日目 ロングイェールビーン(スバールバル諸島、スピッツベルゲン島)
ノルウェー


ついにロングイェールビーンの港に着岸しました。多くのノルウェークルーズはヨーロッパ最北の地、ノールカップ(北緯71度。ホニングスヴォーグよりバスにて訪れる)までです。

今クルーズの最大のハイライトはこちら、北緯78度13分に位置するロングイェールビーンです。
街はスピッツベルゲン島の西側から中心に大きく入り込んだイースフィヨルドの南側に位置しています。年間降雨量も300㎜ほどと雨は比較的少ない所ですが、今日も青い空が見られ、素晴らしい景色を眺めることができました。

ロングイェールビーン景色
ロングイェールビーンの景色


船内新聞TODAYでは気温5℃となっていましたが、日差しが温かく体感温度は15℃ほどでしょうか。小さな町で、港から中心までの無料シャトルバスはたった1台の運行。街まで徒歩20分ほどの距離を歩いていると汗が少しにじむほどの暖かさを感じます。

北緯78度というと、グリーンランドやアラスカの北部、厳寒で有名なシベリアとほぼ同緯度に位置しています。しかし、北大西洋を流れる暖流のおかげでノルウェー本土だけでなく、ここロングイェールビーンも冬でも海がほとんど凍らないほど暖かいのだそうです。

今回は船会社主催のエクスカーションにも参加して街から少し離れ、氷を切り出して水にしていたという氷の池、唯一現役の7番炭鉱、冬場にそりを引く犬の飼育場を訪れました。犬の飼育場ではアザラシ肉の試食を。例えるとすれば、「生」ビーフジャーキーのような味です。

かつて、スピッツベルゲン島には数か所の炭鉱があり、炭鉱中心の島でしたが、現在では北極圏の観光、研究の重要な拠点となっています。人口2000人ほどの街にはプール、体育館、レストラン、ホテル、映画館、病院、高等教育施設などがあります。街から臨む景色は大きな氷河、台形のような独特の形をしている山々といった大自然。眺めていると、最果ての地へとやってきた実感が湧きました。ロングイェールビーンでクルーズは折り返し、南へ舵を取ります。

ロングイェールビーン景色
ロングイェールビーンの景色

ロングイェールビーン スバーバル博物館
ロングイェールビーン スバーバル博物館



9日目 終日航海(北極圏)

クルーズは長くなればなるほど日本を恋しく感じる方も多くなることと思います。ささやかではございますが、緑茶と日本のお菓子をご用意しております。
本日は午後3時からお茶会を開き、日本を思い出すひと時を皆様にお過ごし頂きました。



10日目 ホニングスヴォーグ・ノルウェー

ノルウェー本土の北部、マーゲル島にある人口3000人弱の町、ホニングスヴォーグにやってきました。
こちらは北ノルウェーの重要な漁港であり、何と言ってもヨーロッパ最北端の地として知られる「ノールカップ(ノルウェー語で北の岬)」の拠点として有名です。ノールカップは港からバスで45分ほど。途中、景色は荒涼としており、バスから眺める景色は道路以外には何もない手つかずの自然といった感じです。

サーミ族のテントに立ち寄り、サーミの伝統衣装を身にまとったおじいさんとトナカイと記念撮影。
テントを出発し、バスは丘を登るように進んでいきます。1本道以外まさに何もない!と言った印象の風景を眺めているうち、あっという間にヨーロッパ最北の地ノールカップに到着です。北緯71度10分に位置するノールカップ(北の岬)は海抜307mの断崖絶壁になっています。

ボーニングスヴォーグ サーメ人キャンプ
ボーニングスヴォーグ サーメ人キャンプ


まずは建物を抜けて、岬の突端にある有名な地球儀のモニュメントで写真を1枚。ノールカップの施設は地上のお土産店、カフェなどの他にも、崖をくりぬいたように地下にも施設が広がっています。
小さな礼拝堂やノールカップの四季をダイナミックに放映するシネマ、ヨーロッパ最北の郵便局などは地下にあります。お土産店では「ノールカップ到達証明書」(1枚50ノルウェークローネ)も販売しています。
ボーニングスヴォーグ港前
ボーニングスヴォーグ港前

ボーニングスヴォーグ街並み
ボーニングスヴォーグの街並み



今回の滞在時間は1時間半ほどでした。時間と元気に余裕がある方は駐車場から少し出れば、ノールカップを横から眺めることができ、上からはわかりづらい断崖絶壁を実感できます。
ホニングスヴォーグの港へ戻ると、小さな街の散策もできます。

室内が全て氷で出来ているというアイスバーはクルーズターミナルより徒歩7分ほど。行列が出来ていることが多く、なかなか入場は難しいようですが、真夏に氷点下の世界を体験して涼むのも面白そうですね。

この夜は最後の白夜となり、昼間のように明るい夜を照らしていた真夜中の太陽も大分低くなりました。
地平線を這うように進む太陽を眺めるには夜更かしが必要ですが、これもまた良い旅の思い出になることと間違いなしです。



11日目 終日航海(北極圏)

昨晩で白夜が終わり、本日の航行中にセレブリティ・コンステレーション号は北極圏を後にします。
一生に何度も訪れることはない北極圏。コンステレーション号では「北極圏通過証明書」が配られます。
旅の思い出に持ち帰り、自宅ではぜひ額に飾って頂きたいものです。



12日目 オーレスン

旅も終盤にさしかかり、最後の寄港地オーレスンにやってきました。

オーレスンは1904年に街全体が一晩で廃墟と化した大火があり、ヨーロッパ中で大きなニュースとなりました。
しかしその後、ドイツを主とするヨーロッパ諸国の迅速な協力のもと、古かった街は当時流行の美しいアールヌーボー調の街並みへと変貌をとげました。その美しい街並みを見に訪れる人は今でも絶えることはなく、ノルウェーでも有数の観光地です。


オーレスン アールヌーボー調の街並み
オーレスン アールヌーボー調の街並み


オーレスン アールヌーボー調の街並み
オーレスン アールヌーボー調の街並み


船は旧市街の目の前に着岸し、エクスカーションのオーレスン市内徒歩観光で街を散策しました。港から5分も歩けばアールヌーボー調の家々が建ち並ぶ旧港の景色をご覧いただけます。オーレスン教会や旧港の展望スポット、歩行者天国になっているショッピングストリートなどを歩いて回り、旧市街でそのまま解散となりました。フリータイムには、アクスラ山展望台まで登ってみてはいかがでしょうか。オーレスンの街を一望できる展望台へは階段が480段。ケーブルカーなどはなく、車か20分ほどの登山で頂上へ向かいます。急な階段は息が切れますが、その分、頂上からの眺めは格別ですよ。

オーレスン アクスラ山頂からの景色
オーレスン アクスラ山頂からの景色



13日目 終日航海

明日はいよいよアムステルダムにて下船です。11日間過ごしたお部屋に忘れ物のないよう
しっかり確認して頂き、大きなスーツケースは真夜中の午前1時頃までにドアの外に出します。



14日目 アムステルダム(オランダ)から成田へ

アムステルダムに入港し、専用バスにてアムステルダム・スキポール空港へ。ブリティッシュエアウェイズのカウンターで搭乗手続きを行い、ゲートへ進みます。

スキポール空港では手荷物検査は搭乗ゲートの直前です。ゲートへ進む前にお飲物などの液体物の購入は控えましょう。1時間ほどのフライトでロンドン・ヒースロー空港に到着し、バスにてターミナルへ移動、乗継のヒースロー空港でも再び手荷物検査があります。ロンドンから成田空港までは11時間ほどのフライトです。

長い旅も終わりが近づき、お休みになる方が多いようですね。



15日目 帰国

飛行機は無事成田空港に到着し、流れに沿って検疫、入国審査、手荷物受取所へ。
涼しい北欧から帰国すると、日本は暑いですね。

みなさん体調に気を付けて、またぜひ次のクルーズでお会いしましょう。

添乗員 高橋

H23年9月







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